スイス時計の輸出が下落後、回復

米国と香港での需要の回復を受けて、スイス時計の輸出は8月に回復し、中国での落ち込みを上回りました。
スイス時計産業連盟が火曜日に発表したところによると、同月の時計の出荷額は前年比3.5%増の17億3000万スイスフラン(約19億3000万ドル)となりました。主要輸出市場が景気減速に見舞われた7月に1%下落しましたが、その後、増加と転じました。

地域別に見ると、「米国への時計輸出は、香港、英国、フランスと同様に力強い回復を示した」と同連盟は述べました。 「対照的に、中国は2カ月連続で大幅な減少を記録した。」

同団体は、中国の景気低迷の原因を「困難な経済情勢の中での市場の弱気な回復」に加え、「上海の長期にわたる(パンデミックの)封鎖後のリベンジ購入によって引き起こされた」昨年夏の異常に高い数字と比べて不利だったことに起因すると考えました。

米国への供給は14%増の2億9,780万スイスフラン(3億3,230万ドル)となり、前月の5%増から大幅に増加しました。政府の渡航制限解除後も観光客が戻り続けたため、香港からの注文は29%増の1億4630万スイスフラン(1億6330万ドル)となりました。英国への出荷は22%増加し、フランスへの出荷は14%増加しました。中国への輸出は27%減の1億9020万スイスフラン(2億1230万ドル)となりました。

3,000スイスフラン(3,348ドル)以上の時計は5%上昇し、200スイスフラン(223ドル)未満の時計は12%上昇しました。 200スイスフランから500スイスフラン(558ドル)までの時計は0.5%下落し、500スイスフランから3,000スイスフランまでの時計は3.6%下落しました。

今年の最初の7か月間、スイス時計の輸出は9%増加し、173億5,000万スイスフラン(193億7,000万ドル)となりました。

画像: スイス時計の展示 (Shutterstock)

https://rapaport.com/news/swiss-watch-exports-bounce-back-after-dip/