AGDはロシアのGrib鉱山を所有しており、Grib Diamondsはベルギーに拠点を置き、その鉱山からの原石を販売している。これらの企業は、9月14日に米国財務省の外国資産管理局（OFAC）がターゲットとした約100の団体のうちの2つである。
この政府機関はまた、中央アフリカ共和国（CAR）の大統領の国家安全保障アドバイザーとして現在勤務しているロシアのWagner Groupの公式であるVitalij Victorovich Perfilevにも制裁を科した。Jewelers Vigilance Committee（JVC）からのメンバーアラートによれば、Wagner Groupとサハラ以南のアフリカの金産業との関連性のため、Perfilevの指定は宝飾業界にとって重要である。
「今日の制裁により、米国はロシアの軍事供給チェーンをターゲットにし、プーチンが彼の野蛮なウクライナに対する戦争を続けるための機器、技術、サービスを奪うという私たちの絶え間ない作業を続けています。」と、財務長官のJanet Yellenは述べた。「我々は、侵攻から利益を得る個人や団体、およびクレムリンとの関係を持つ者が責任を問われることを明確にしました。そして、今日の行動は、プーチンのオリガーキに重大なコストを課すための我々のグローバルなリーチを示しています。」
OFACは以前、業界の他の当事者、例えばAlrosaや元CEOのSergey Ivanovに対して制裁を発行した。7月には、現在のCEOであるPavel Marinychevと、銅、亜鉛、金などの金属のロシア最大の生産者の一つであるUral Mining and Metallurgical Companyも追加された。
画像: Grib鉱山からの原石（Grib Diamondsより）。
Grib Is Among Latest Targets of US Sanctions (rapaport.com)